ショーのお仕事ブログ

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学生時代のイメージと就職後の”リアル”

ショーです。

今回は学生時代のイメージと就職後のリアルについてお話します。これは病院の理念や、担当する疾患も関係するので全てのリハビリ職の人が当てはまるわけではございませんので軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。

 

・学生時代

僕は4年間在学し、今までで1番と思えるくらい勉強しました。

高校までは大学に行くためであったりとあまり勉強する目的がなかったのですが、仕事に繋がる知識となると目的が全く違い臨場感が沸いてきました。大学時代に勉強することは将来の自分に直結することだと思うとすごく勉強に身が入ったことを思い出します。

特に国家試験勉強は今までの勉強の集大成であるのと同時に、留年したくない、親にこれ以上迷惑をかけたくない一心でやってきました。

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・臨床に出てみて

いざ臨床に出てみると自分が学生時代の頃に想像していたのとは少し違いました。学生時代の印象はベッドの上で患者さんの足を動かしたりストレッチしたりするのかなと思っていました。しかし、僕の就職した病院では寝かしてリハビリすることよりもどんどん動くように促し身体活動量を増やしてくださいという教育でした。病院の理念がそうなので当然ではあるのですが。

まず、どこの病院もベースは一緒だろうと思っていたのですがそれぞれの病院によってやり方がまるっきり違っていることに驚きましたし、他の病院の友達に話してみると友達もびっくりしていました。

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学生時代の実習ではベッドでストレッチやROMエクササイズをして基本動作の練習に移るというのでしたが、僕の病院は最初から基本動作をします。

 

・病院の理念

これには理由がありまして、ストレッチもROMも良くなるというはっきりとしたエビデンスがないのです。ストレッチに関しては、7ヵ月実施した結果、ストレッチをしていない群と比べて有意差がなかったといった文献もあります。その文献には、感覚的に筋肉が伸びているだけで、実際は可動域は変わっていないというものでした。

では、可動域制限があった場合はどうやって改善するのか?と申しますと、動作訓練の中で可動域を増大を図ります。他動ではなく、できるだけ自動で動かしてもらうといった考え方ですね。足の背屈可動域が少ないのであればしゃがみ込み動作であったり、ランジ動作を反復するといった感じです。他にも家屋の環境を作って退院後の練習を反復練習したりしています。

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僕の勤めている病院は回復期病院なので本格的なリハビリを提供するところです。なので活動量をあげ、課題志向型の動作練習をしながらリハビリをしています。他の病院のやり方は分かりませんがそれぞれの病院の特徴を知るためにも色んな病院での経験をしたいですね。